フリー画像素材とは、著作権者が自由に利用を許可している画像素材のことです。
ただし、フリー素材を使用する際には、いくつか注意点があります。
フリー素材を利用する際には、規約をきちんと確認し、著作権や肖像権にも注意をして利用することが大切なのです。
そこで、ここではフリー素材を利用する際の著作権のことや、使う際の注意点をご紹介します。
フリー素材を利用する際の著作権のこと
フリー画像と言われる素材にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる著作権やライセンスが適用されることがあります。
利用する前に、選んだ画像の著作権やライセンスについて確認し、使用条件に従うことが必要になります。
以下に、主なフリー画像の著作権やライセンスの種類をいくつか紹介します。
Public Domain (パブリックドメイン)
これは著作権が消滅し、誰でも自由に使用できる状態を指します。
画像がパブリックドメインである場合、クレジットの表示や許可を求める必要がないことが一般的です。
クリエイティブ・コモンズ (Creative Commons)
クリエイティブ・コモンズは、著作者が独自の条件で他者に作品の使用を許可するためのライセンスです。
一般的なクリエイティブ・コモンズのライセンスには、CC BY(表示)、CC BY-SA(表示-継承)、CC BY-NC(表示-非営利)、CC BY-ND(表示-改変禁止)などがあります。
Royalty-Free (ロイヤリティフリー)
ロイヤリティフリーの画像は、一度購入やダウンロードを行えば、何度でも使用できることを示します。
ただし、ロイヤリティフリーであるからといって、必ずしも無料であるわけではありません。
一度の支払いで複数のプロジェクトで使用できるという意味合いが強いです。
パブリックドメインCC0 (Public Domain CC0)
CC0は、著作者が法的な権利を放棄し、作品をパブリックドメインに移行させる方法です。CC0でリリースされた画像は、ほぼパブリックドメインと同じく、自由に利用できます。
GNU General Public License (GNU GPL)
このライセンスは主にソフトウェアに使われますが、画像にも適用されることがあります。
このライセンスは、派生物も同じライセンスの下で公開する必要があります。
フリー画像を使用する際の注意点
フリー画像を使用する際には、以下の注意点に留意することが重要です。
ライセンスの確認
画像を使用する前に、その画像にどのようなライセンスが適用されているか確認してください。
クリエイティブ・コモンズやパブリックドメインなど、異なるライセンスが存在する可能性があります。
利用条件の遵守
ライセンスには利用条件が含まれていることがあります。
例えば、表示が必要な場合や非営利目的に限定されている場合がありますので、利用条件を確認し、それに従うようにしましょう。
商用利用の可否
画像のライセンスが商用利用を許可しているかどうかを確認してください。
商用利用が認められていない場合、商業目的で使用することはできません。
改変の可否
画像のライセンスが改変を許可しているかどうかも確認が必要です。
改変が必要な場合、その範囲や条件を把握しておくことが重要です。
クレジットの表示
一部のライセンスは、原作者や出典元へのクレジットの表示が必要とされています。利用条件に従い、クレジットを適切に表示しましょう。
画像の適切な使用
画像を使用する際には適した形で利用するように心掛けましょう。
特に人物が写っている場合は、肖像権やプライバシーの権利に配慮する必要があります。
信頼性の確認
画像が提供されているウェブサイトやプラットフォームが信頼性のあるものであるか確認しましょう。
信頼性の低いソースから入手した画像は、著作権侵害のリスクが高まります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これらの注意点に留意することで、フリー画像を適切に使用し、法的な問題を回避することができます。
見逃してしまいがちですが、表示が必要な場合や商用利用が許可されているかなどを事前にきちんと確認しましょう。